耐震診断の2次調査の内容はこれ
耐震診断の2次調査には、ひび割れ調査と不同沈下の調査とエキスパンションジョイントの調査と敷地内及び周辺の自然環境の調査があります。
ひび割れ調査では、目視観察で天井点検口やパイプスペースなどからの構造躯体コンクリート面を調査します。
躯体で調査が出来ない場合は、仕上げ面から推察することになります。
ひび割れは複雑に重なっているので、構造ひび割れか変形からかなどを目視観察で判断します。
不同沈下の調査は、レベルなどにより相対沈下量を測定します。
計測値から各階の変形傾向などを観るなどして、建物全体の把握をします。
エキスパンションジョイントの調査は、設計上や所要の間隔が確保されていない事が多いので、詳細が設計図に記載されていても現状の確認を行います。
敷地内及び周辺の自然環境の調査は、調査建築物の敷地基盤が地盤の種別に該当するかを調査します。
また敷地の周辺に崖があるかを調べて、あればどの位置にあるのかを測定します。
敷地が、平坦地なのか傾斜地なのかも記載します。